朝起きた時の「腰のピキッ」を防ぐには！？
こんにちは。
姫路市神屋町にある、やくし整骨院です。
年末が近づき、大掃除の準備もされている方も多いと思います。
この季節は寒さもあり、ギックリ腰になりやすい季節です。
今回は、ピキッとなるギックリ腰を防ぐためのお話をしたいと思います。
なぜ冬の朝は腰が「ピキッ」となりやすいのか？
冬の朝に腰痛が起きやすいのには、明確な理由があります。
- 血行不良と筋肉の硬直
寒さで血管が収縮し、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、ゴムのように硬くなっています。 - 椎間板の水分量
寝ている間、背骨のクッションである「椎間板」は水分を吸収して膨らんでいます。
朝はその圧力が高い状態のため、急な動きに弱いのです。 - 体温の低下
深部体温が下がっている起床直後は、関節の可動域が一年で最も狭くなっています。
痛みを防ぐ！冬の朝の「3ステップ」ルーティン
布団から出る前のわずか3分でできる予防法です。
1. 布団の中で「足首」をパタパタ動かす
いきなり体を起こすのは厳禁です。
まずは末端から血流を促します。
- 仰向けのまま、足首を「手前」と「向こう側」に交互に20回ほど動かします。
- これだけでふくらはぎのポンプ機能が働き、全身の血行が良くなります。
2. 「膝抱え」で腰の筋肉を緩める
- 両膝を軽く曲げて、胸の方へゆっくり引き寄せます。
- そのまま左右に小さくゴロゴロと転がります。
- 寝ている間に固まった腰背部の筋肉をやさしくストレッチします。
3. 「横向き」から腕の力で起き上がる
一番重要なポイントです！ 仰向けのまま腹筋を使って起き上がるのは、腰に最大級の負担をかけます。
- まず布団の中で「横向き」になります。
- 膝を曲げ、ベッド（または敷布団）の端に足を下ろします。
- 腕の力を使って、ゆっくりと上体を起こします。
腰痛予防のために「前日の夜」からできること
朝の「ピキッ」を未然に防ぐには、前夜の準備も大切です。
- シャワーだけでなく入浴を
40度前後のお湯に浸かって芯から温まることで、翌朝の筋肉の柔軟性が変わります。 - 寝返りしやすい環境作り
重すぎる掛け布団は寝返りを妨げ、腰を固まらせます。
軽くて保温性の高い羽毛布団などが理想です。 - 腰を冷やさない
腹巻をして寝るだけでも、起床時の腰の軽さは格段に違います。
もし「ピキッ」ときてしまったら？
もし痛みが出てしまった場合は、無理にストレッチをしたり、揉んだりしてはいけません。
まずは安静にしながら楽な姿勢をとってください。
まとめ：冬の朝は「スロー」が合言葉
冬の朝、腰を守るためには**「急な動作をしないこと」**が最大の防御です。
明日から、目覚めてすぐに動くのではなく、布団の中で少しだけ体を温める時間を取ってみてくださいね。
「毎朝腰が重い」「何度もギックリ腰を繰り返している」 そんな方は、骨格の歪みや根本的な筋肉の硬さが原因かもしれません。
ひどくなる前に、ぜひ当院へご相談ください！
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