頭痛はなぜ起こるのか?
頭痛の原因は
- スマホ首
- 片噛み癖、食いしばり
- 姿勢・骨格のゆがみ
- 冷え
- 自律神経の乱れ
- 天気の変化
など様々です。
筋肉の緊張
最近、頻繁に言われるようになった「スマホ首」や、長時間のパソコン作業などは、必ず首や肩の筋肉を緊張、硬直させます。
頭は首や肩の筋肉と繋がっています。
そのため、首や肩の筋肉が凝り固まると、神経・血管を圧迫し頭痛が発生するのです。
姿勢・骨格のゆがみ
身体全体の骨格のゆがみや姿勢の悪さから、首や肩周辺の筋肉に負担がかかります。
ゆがみは、自分自身で改善することは難しいので、常に負担がかかった状態となり、ゆがんだ方向へ筋肉が引っ張られ緊張状態となります。
筋肉が硬直すると血流が悪くなり、神経を圧迫するため痛みが生じます。
血流の低下は脳への酸素不足も引き起こし、頭がボーッとする、集中力がなくなるなどの弊害も生みます。
また、デスクワークなどの前傾姿勢が長時間続くことなども頭痛の原因となります。
冷え
人の身体は寒い環境に身を置くと、身体を守ろうとして筋肉を緊張させ、一時的に血流を増加し体温を上げようとします。
しかし、冷えの状態が慢性化すると、筋肉は硬直したままの状態が続き、やがて身体全体の血流が低下していきます。
元々、肩こりなどがある方は、筋肉が硬い状態からさらに硬直するので、余計に頭痛が誘発されやすくなります。
自律神経の乱れ
ストレスがかかると、交感神経が刺激され、副交感神経とのバランスが崩れてきます。
この状態が長く続くと、体は常に戦闘モードのような状態になり、睡眠不足や疲れ、頭痛、鬱など様々な不調を引き起こす原因となります。
天気の変化
人の体には、体の中の圧力と外の圧力を同じに保とうとする働きがあります。
この働きは血流や発汗などによって行われます。
筋肉の緊張や骨格のゆがみなどが起きると、血流が悪くなるので、この働きがうまく機能しなくなります。
低気圧などで外の圧が下がったのに、体の中の圧が高いままだと、脳や血管を圧迫してしまい頭痛が発生します。
頭痛の種類
頭痛には3つの種類があります。
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
- 群発性頭痛
緊張型頭痛
骨格のゆがみや同じ姿勢が続くことにより、肩や首の筋肉が凝ってしまい血液循環が悪くなり神経を圧迫することで、頭が締め付けられるような痛みがでます。
毎日のようにおこる頭痛ですが、それほど強い痛みではなく、仕事や日常生活ができなくなるようなことはありませんが、痛みの感じ方は人それぞれなので、頭痛薬を服用して我慢しながら仕事を続けている方もたくさんいらっしゃいます。
猫背などの姿勢だけでなく、噛み癖、食いしばりなど無意識の癖やストレスが原因となることも多いです。
片頭痛
血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが、片側・両側に生じます。
人によって痛みの程度は変わりますが、ひどい時は吐き気を伴うこともあります。
女性に多く、20代~40代女性に起こりやすい頭痛とも言われています。
片頭痛の原因は明らかになっていませんが、ストレスや過労のほか、チーズやワインなど特定の食べ物や薬などの刺激によって起きる場合もあります。
群発性頭痛
症状は、数か月から数年に一度、数週間から数か月の間ほぼ毎日、1日の中でも決まった時間帯、特に夜間に激しい頭痛が起こります。
頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と呼び、群発期以外では頭痛が起きないのも特徴です。
「目の奥をえぐられるような」「頭をなぐられたような」激しい痛みが、片側の目の奥に起こるのが特徴で、涙が出る、目が充血する、鼻水が出るなどの症状を伴います。
女性に多くみられる片頭痛に対し、群発頭痛は20歳~40歳代の男性に多く、女性の3倍にのぼるとも言われますが、その理由はハッキリしていません。
群発期に飲酒すると、数時間以内にほぼ100%の確率で発作が起こるといわれています。
頭痛の治療
症状の状態に合わせて下記の治療の案内をさせていただきます。
姿勢・骨盤矯正
人の土台となる基礎は骨格です。
骨格がゆがんだ状態のままだと、筋肉をストレッチしたり、トレーニングで鍛えたとしても効果がでません。
骨格のゆがみを放置したままトレーニングなどを続けると、筋肉が正常ではない方向へ引っ張られて、痛みの発症につながる恐れすらあります。
当院の矯正治療は、ソフトな施術でバキバキ音を鳴らす施術は致しません。
ハイボルテージ療法
痛みやしびれがひどい場合にハイボルテージ療法を使います。
150V以上の高電圧を極めて短い時間に連続して流すことで、痛みの緩和や関節の可動域の改善ができ、炎症を抑えることができます。
痛みに対しての即効性が高く、施術直後は痛みの感覚は、ほぼ「0」になります。
軽い症状の方は、一度の施術で痛みは改善します。
しかし、人間の体は、元の状態に戻ろうとする働きがあるので、症状が重い方の場合、時間の経過とともに痛みが戻ることもありますので、症状に合わせて何度か施術を行います。
立体動態波療法
骨格の状態が安定すれば、立体動態波治療を行います。
立体動態波治療は、6点の電極から流れる電流を生体内部で干渉させ、立体的で複雑な電流のうねりを発生させ、深層筋に電気刺激を伝えます。
それにより凝り固まった筋肉を刺激し、柔軟性のある「しなやかな筋肉」に戻します。
従来の電気治療器に比べ、短時間で痛みの改善が見込めます。
セルフケアの指導
施術でよくなっても、日常生活で悪い姿勢が続くと、元の症状が起きてしまう可能性があります。
再発を防ぐために、自宅で行えるストレッチやトレーニングの指導を行います。
ストレッチやトレーニングを続けることで、施術の効果を長期間維持することができます。
頭痛の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。