<血管と体幹を鍛えよう!>
いつまでも若々しく健康でありたい!そのためには・・・
「食べ物」に気をつけ、適度な「運動」を継続し「ストレス」を溜めずに毎日を過ごす。
当たり前の事ですが、これができないため、いろいろな不調が出たり、病気を抱えることになります。
当院では「血管と体幹を鍛える!」ことをコンセプトにしていますが、血管と体幹を丈夫に保つことができれば、ほとんどの病気は防げると考えるからです。
<健康の鍵を握る血管>
血管は、内臓や筋肉、皮膚など体中のあらゆる組織に分布し、約37兆個もある細胞に酸素と栄養を届けます。
これは、体の99%を占める毛細血管の働きによるものです。
毛細血管が衰えると、酸素や栄養の供給がストップし「ゴースト血管」と呼ばれる血液が流れない血管となってしまいます。
よく「血管が錆びる」という表現をしますが、加齢とともに血管も老化していき、硬くなってひび割れたゴムホースのようになります。
柔軟性を失ったゴムホースで水撒きをしようとしてもうまくいきませんね。
同じ状態が人の血管にも起こると想像してください。
大事な酸素や栄養が各細胞に行き届かなくなるのです。
原因は、暴飲暴食や運動不足、過度なストレスなど…です。
では、生活習慣を改めることで血管は丈夫になるでしょうか。
半分はYESです。では残りの半分は・・・
生活習慣に気をつけることの他に「体幹」を鍛え、維持していくことが大切になります。
血管の老化は、生活習慣による原因の他に「筋肉が硬くなる」ということが関係しているからです。
筋肉が硬くなるというのは、厳密に言えば筋肉を包んでいる膜「ファシア」が伸縮しづらくなっている状態なのですが、いずれにせよ、筋肉の柔軟性をあげることが大切です。
<体幹を鍛えることが大切>
体幹とは、一般的には体の深層部にある筋肉のことを指しますが…いわゆるインナーマッスルと呼ばれるものです。
ここで言う「体幹」とは ①体を支える「骨格」 ②体や内臓を支え守る役割、体を動かしたりエネルギーを貯蔵する役割を持つ「筋肉」 ③体中のあらゆる組織に分布する無数の「毛細血管」までを「体幹」と捉えています。
では、なぜ「体幹」を鍛える必要があるのでしょうか?
人の体を家に例えてみましょう。
家の基礎となる部分は土台や柱で、人の体では骨盤・背骨に当たります。
家の外観は壁や屋根になりますが、この部分は人体では筋肉に相当します。
家を建てるに当たり、基礎となる部分が歪んでいたらどうなるでしょう。
基礎となる土台や柱が歪んでますから、壁も屋根も傾いてしまいます。
そのような家では安心して暮らすことはできないでしょう。
同じように、人の体では骨格に歪みが生じると、筋肉が歪みの方向へ引っ張られるので、常に筋肉は緊張状態となり徐々に柔軟性を失い硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると、痛みの元となる発痛物質が出るため腰痛や肩こりが発生します。
筋肉の中には無数の毛細血管が通っていますが、筋肉が硬くなることで毛細血管も硬くなります。
これが、最初に述べた「硬くなってひび割れたゴムホース」のような血管なのです。
そのような血管では、血流が悪くなり酸素や栄養を体の隅々まで運ぶことはできません。
つまり、家で例えるところの基礎である部分が歪んでしまうと、家全体が傾いてしまうように、人の体では、骨格に歪みが生じると筋肉だけでなく、血管や内臓に至るまで体全体に悪影響を与えてしまうのです。
人の体はすべて繋がっていますので、どこか一か所に不調が出ると、体全体に影響が出るのです。
「体幹を鍛える」とは、骨格の歪みを正して、柔軟性のあるしなやかな筋肉を作っていくことなのです。
<どうして骨格に歪みが生じるの?>
歪みは誰にでも起こります・・・と言うよりも、 歪みのない人はいません。
骨格のどこが歪むのかと言うと、背中側の首からお尻にかけての脊柱と呼ばれる部分、いわゆる背骨の部分です。
脊柱の構造は、椎骨と呼ばれる24個の骨と椎間板が 交互に重なり、靭帯によって連結されています。
- ・7個の頸椎…首
- ・12個の胸椎…背中
- ・5個の腰椎…腰
この24個の椎骨の内、どこか1か所もしくは数か所、ほんの数mmずれることがあります。
この状態が「骨格の歪み」という状態です。
原因は、事故やスポーツ時の怪我など、急激な衝撃を受けた場合を除いては、ほとんどが「姿勢の悪さ」にあります。
そして、もう一つは体の中心部分にある骨盤です。
骨盤も左右や前後に歪みが生じやすい部分です。
原因は脊柱と同じで、大多数の人は「姿勢の悪さ」ですが、女性に限っては産後に骨盤が歪む可能性が高いので、産後の骨盤矯正は有効的です。
長時間、同じ姿勢を続けたり、体の重心が偏ることで歪みは発生しやすくなります。
また、仕事やスポーツなどで同じ筋肉ばかりに負担をかけるなどの行動も歪みを招きます。
腰椎でズレが起きれば腰が痛くなりますし、頸椎でズレが起きれば首に痛みが出ます。
<歪みを放置すると・・・>
骨格の歪みを放置すると、歪んだ骨格に沿って筋肉が引っ張られるので、筋肉は徐々に硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると発痛物質を出して、痛みのサインを脳に伝えます。
痛みを感じるということは、これ以上負担をかけないで!という体のサインなので「病気じゃないから…」と放置するのはいけません。
放置するとますます筋肉は硬くなり、血流は悪化する一方ですし、神経が圧迫されると痺れなどの症状も出てくるようになります。
●椎間板ヘルニアも「骨格の歪み」が原因!
例えば、椎間板ヘルニアという症状は、
加齢や姿勢の悪さ、重いものを持つなど
過度の負担を与えることによって、椎間板 が飛び出し神経を圧迫するので痛みが生じた状態です。
主に腰や首に発生しやすい症状です。
たまに背中に症状が出ることがあります。
整形外科では「腰椎ヘルニア」「頸椎ヘルニア」などと診断されます。
原因は、何度も言うように「姿勢の悪さ」が招いた「骨格の歪み」なので、こういった症状を痛み止めなどの対症療法で痛みを誤魔化し続けると状態は悪化するばかりです。
行きつく先は手術ですが、手術をしても根本的な「骨格の歪み」が改善するわけではないので、ほとんどのケースで数年後には症状が再発し、いずれ「骨が変形する」という最悪の結果を迎えてしまうこともあるのです。
★骨が変形してしまうと、もう手遅れで後は痛みと付き合っていくしかなくなります
<予防整体とは・・・?>
腰痛や肩こりなどの原因が「骨格の歪み」にあるなら、歪みを矯正しなければ根本的な改善は望めません。
では、骨格の歪みも治療して、改善しました!痛みも治まりました!良かったね!で終わればいいのですが…。
先に述べたように、なぜ歪みが生じるのか?と言うと、原因は生活習慣による「姿勢の悪さ」であったり「無意識の行動の癖」なのです。
この悪い癖を改めない限り、歪みは何度でも発生しますし、どれだけ注意して生活しても、寝ている時の姿勢であったり、利き手側にかかる負担、体の使い方や重心の偏りなど、数え上げればキリがないほど、私達は無意識に歪みが発生する行動を取っているのです。
そこで大事になってくるのが「予防整体」という考え方です。
常に姿勢に気を配っているモデルさんや、日頃からケアをしているアスリートでもない限り、骨格の歪みというのは約3週間で再発し始めます。
それぞれの生活習慣にもよりますので、早ければ2週間くらいで歪み始める人もいますが、多くの場合1か月もすれば歪みの再発が起こります。
歪みが再発すれば痛みも同じように再発し、さらに悪条件として以前より「加齢=老化」していることが加わります。
以前と同じようにまた痛みが再発したと思われるでしょうが、見えない体の中では、以前よりも悪い状態になっているのです。
なぜなら、加齢=老化により、確実に体の細胞は衰えているからです。
筋肉が硬くなるとコリや痛みが発生するだけでなく、血管も硬くなるので血流の低下を招き、各細胞に酸素や栄養が届かなくなるという悪循環のループに陥ります。
痛みが出てから治すのではなく、痛みが出る手前でケアをすることが大事なのです。
痛くなったら、また治療すればいい!という考え方では、年を重ねるごとに悪化していくことはあっても、良くはならないということです。
アナタの体は、アナタがケアをしていかなればなりません。
病気は薬が治すのでも、医者が治すのでもありません。
加齢は誰にでも平等に起きますが、老化のスピードは平等ではないのです。
自分の体の声に耳を傾け、不調を放置せずにケアをしていけば、病気知らずの人生を送ることは不可能ではありません。
そのために必要な知識や情報など、当院にできることはサポートいたしますので、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。
<予防整体って何をするの?>
当院では、矯正施術に加えて、痛みの即効改善を可能にする電気療法を主体として、まずは現在の痛みや不調を改善します。
症状が落ち着くまでは、数回の治療を行います。
症状が落ち着いてきたら、1か月を目安に予防整体として定期的なメンテナンスを行います。
ほとんどの方が、1か月もすれば歪みが出始めますので、骨格の矯正を行い、痛みが出ていれば電気療法も加えて施術します。
基本的な予防整体としては、このような形で月に1度のペースでケアをしていきます。
また、年齢や筋肉量、筋肉の柔軟性など、それぞれの体の状態に合わせて、ストレッチをメインとした「体幹トレーニング」や「EMSトレーニング(電気刺激による筋トレ)」なども行います。
他には「腸活トレーニング」や「自律神経調整」「高濃度酸素ケア」など、その時々の不調に合わせて、様々なメニューを組み合わせることができます。
ご希望があれば、美容や痩身のメニューもありますので、ご相談ください。
未病の段階で予防を積み重ねることが、健康維持に大きく役立ちます。
人は平等に1年ずつ年を重ねます。
しかし、「老化」は平等ではありません。
いかに「老化」のスピードを遅らせ「いつまでも健康で若々しく」いられるのか?
不調な時は、薬を飲めばいい!医者が治してくれる!そのような考えの方は、残念ながら
一生治らない不調と付き合い続ける人生であることを覚悟してください。
予防整体は、それぞれのお体の状態に合わせて、その都度ご相談しながら治療計画を立てていきますので、お気軽にご相談ください。